医療との連携で実現した育ての親希望者向け『両親学級』

2017.04.20

お知らせ

生みの親が育てられない子どもを実子として育てる特別養子縁組。
その育ての親はどのような研修を受けているかご存知でしょうか。

妊娠期間を経験せず、どうしても急に赤ちゃんを迎えることになってしまう育ての親。
ここでは、フローレンスに登録する育ての親がどのような研修を受けているかご紹介したいと思います。

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妊娠した女性とその家族は、お産までの間に医療機関や行政で実施される『母親学級』や『両親学級』に参加しますね。これらには、どのような利点があるのでしょうか。

・赤ちゃんを迎える準備や、赤ちゃんの養育に必要な知識を得る。

・授乳や沐浴、おむつ替えなどを体験できる。

・準備をすすめる中でで不安に感じることを質問、相談できる。

・同じような環境の人と知り合える。

他にもたくさんの利点がありますが、参加することで赤ちゃんを家庭に迎える心構えができてくるというのも大きなことでしょう。養子縁組であっても、赤ちゃんを養育するための知識や準備はとても大切ですが、特別養子縁組で育ての親になりたいと希望しているご夫婦には、現状このような機会がありません。

養子縁組が一般的に受け入れられているアメリカでは、育ての親を希望する人たちが妊婦さんに混じって『母親学級』や『両親学級』に参加しています。

日本でもいち早くこのニーズを汲み、養子縁組でと育ての親を希望する夫婦向けの『両親学級』を始めてくださったのが、アクロスジャパンと協働し医療の立場から養子縁組を支援されている 東峯婦人クリニック に併設されている 産前産後ケアセンター 東峯サライ です。

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『両親学級』は参加者の自己紹介から始まります。少し緊張した面持ちで集まった参加者も、健診で訪れていた親子に接すると、笑顏が見られるようになります。先輩ママさんから赤ちゃんとの生活の大変さを直接聞いて、驚いたり納得したりの様子。

養親研修モザイク

小さな赤ちゃんを育てる上での注意点を、助産師さんから聞けるのは貴重な機会。メモを取るのも真剣そのものです。参加人数が比較的少ないので、講義が進むごとに思う存分質問ができるのもありがたいですね。

 

午後には、新生児そっくりの人形を相手に、おむつの交換や抱っこ、沐浴の練習。このころには、参加者同士で会話も弾むようになり、赤ちゃんグッズの選び方について情報交換も行われました。

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【参加した方の感想】

◆両親学級に参加できるなんて夢のようで涙が出た。(長期に渡り不妊治療を継続)

◆赤ちゃんとの生活を具体的に考えられるようになり、とても勉強になった。

◆大切な命を迎えることの責任の重さを再確認した。

◆新生児との生活の大変さを知ることができた。

 

日本では、まだまだ少ない医療機関が実施する『養子縁組 育ての親希望者向け両親学級』

フローレンスの赤ちゃん縁組では、育ての親を希望するご夫婦に必ず参加していただきます。委託時には、迎えた赤ちゃんとともに、助産師さんのサポートを受けながら授乳や沐浴を実践できる入院研修(2泊3日)も行われ、家庭で安全に養育をスタートするのための大切なステップとなっています。
私たちは、育ての親を希望するご夫婦が一つ一つステップを進むごとに、迎える赤ちゃんに寄り添う気持ちで、よりよい環境を整えることができるよう、サポートをしてまいります。

 

※研修費用

 育ての親向け両親学級 28,000円(夫婦で参加)

 入院研修(2泊3日)   35,000円/一泊(夫婦で泊りの場合は追加 5,000 円/一泊)