ドラマ「はじめまして、愛しています。」~特別養子縁組題材に~
2016.07.13
7月14日(木)夜9時~ テレビ朝日で特別養子縁組を題材にした連続ドラマ「はじめまして、愛しています。」がスタートします。
ある夫婦が親から虐待を受けていた5才の男の子との出会いをきっかけに、親子になることを考えはじめるというストーリーで、夫婦を尾野真千子さん、江口洋介さんが演じます。
脚本をベテラン人気脚本家・遊川和彦(ゆかわ・かずひこ)さんが手掛ける最新作という点でも、注目を集めています。
遊川さんは『GTO』『女王の教室』『家政婦のミタ』など多くのヒット作で知られますが、
近年はLGBTにフォーカスした『偽装の夫婦』など、固定概念にとらわれず、現代の多様な家族観を投げかける作品が注目されています。
まだまだ知られていない、特別養子縁組という制度。
現在、別の連続ドラマ「朝が来る」(土曜 夜11:40~フジテレビ系列 安田成美主演)も放送されていますが、今年になり特別養子縁組を取り上げたドラマが立て続けにスタートしたことからも世論の高まりを感じています。
●特別養子縁組って?
「特別養子縁組」とは、民法第817条で定められている子どもの福祉のための制度で、様々な事情で親が育てられない子どもを、家庭で特定の親から愛情を受けて養育することを目的としています。
「はじめまして、愛しています。」には5才の男の子が登場しますが、特別養子縁組は原則として6歳未満の子どもに適用される制度で、その生みの親との法律上の親族関係を消滅させ、子どもと「育ての親」が法的な親子関係になる制度です。家庭裁判所に審判を申し立てし、結審されれば血縁関係がなくとも法的な親子になります。 (詳しくはこちら 特別養子縁組とは? )
フローレンスでは望まない妊娠をした女性や、産んでも育てられない事情を抱えた女性の相談に乗り、最善の選択である場合には赤ちゃんの特別養子縁組を支援する活動を行っています。
ドラマの中でどのように描かれるのか、私たちも期待を込めて見守りたいと思っています。ぜひ皆さんも御覧ください。