【コラム】養子縁組あっせん団体ってどうやって選べばいいの?各団体のカラーを良くみてみよう!

こんにちは、フローレンス養子縁組事業部スタッフの市倉です。

 

今日は、養子縁組を考えているみなさんにとって長いお付き合いとなるであろう、

「養子縁組あっせん団体」についてです。

 

 

●養子縁組あっせん事業者って?

 

2018年4月から施行された特別養子縁組あっせん法に基づき、民間の特別養子縁組あっせん団体は許認可制となり、許可を受けていない事業者は特別養子縁組のマッチングに関わることはできなくなりました。

 

その認可を受けているのは全国に29団体あり、フローレンスもそのうちの一つです。(詳しくはこちら

養子縁組を考えだしたときから、家族にとって長い付き合いとなるあっせん団体。その選び方のポイントはどこにあるのでしょうか?

 


●選び方①サポート体制がしっかりしているか

 

特別養子縁組は、子どもが委託されて終わりではありません。

委託されたあと、長い長い子育てが始まります。

その中では、家庭裁判所などの専門機関とのやり取りや、子育てのステップごとの悩み事も出てきます。

そんなタイミングごとに、自分たちに寄り添ったサポートをしてもらえるかというのは、重要なポイントになりますよね。

 

「行政への手続きはどういった手続きをすればいいの?」という専門的なことから、「赤ちゃんが泣き止まないんだけどどうしよう?」という日常的な子育ての悩みまで、

気軽に相談できる・応えてくれる相談員や支援員がいるということは、その後の長い子育てに伴走者がいるということになります。

各団体のサポート体制について、しっかりと調べてみてください。

 

●選び方②産みの親への支援を丁寧にしているか

 

あっせん団体の中には、「特別養子縁組することを決めてから電話してきてね」という姿勢のところも少なくありません。

ただ、お腹の中の子どもを自分で育てるか養子縁組で育ての親に託すかということを、正しい情報を集めて1人で決めるのは容易ではありません。

育てたい場合は、どのような行政の支援があるかといった情報も含め、

産みの親が納得して後悔のない自己決定が出来るよう、丁寧なカウンセリングをする必要があります。

産みの親への支援は、結果的には育ての親への支援に繋がるのです。

 

フローレンスでは、「にんしん相談」事業を通じ、特別養子縁組ありきではなく、産みの親と、何より赤ちゃんにとって一番良い方法を一緒に考えています。

フローレンスの産みの親サポートはこちら

 

●選び方③充実した研修を行っているか

民間あっせん団体から子どもの委託をうけるためには、厚生労働省が定めた以下の8つの科目について研修を修了することが義務付けられています。この研修を修了された方のみが、待機登録が出来るようになります。

 

フローレンスでは保育事業を通じた子育て支援の専門性を活かし、何百人もの子どもを見てきたベテラン保育士による乳幼児の子育て研修、保育園での実習など、研修を通じたサポートが充実しています。

研修でも団体ごとのカラーがあると思いますので、研修を通じて団体を検討してみるのもいいかもしれません。

また、児童相談所でも養子縁組里親の研修を行っていますので、お住いの地域で受けて見るものいいかもしれませんね。

 

フローレンスでは、遠方の方でも特別養子縁組について学べるよう一部をオンライン化し、ご自宅でいつでも受けられるようにしていますので、ぜひごご覧ください。

フローレンスのオンライン基礎研修こちら

 

●自分達に合った団体を見つけよう

冒頭にもお伝えしましたが、

特別養子縁組をあっせんしている民間団体は全国に29あります。

 

どんな団体が合うかはご夫婦それぞれちがうはず。

フローレンスの研修内でも、「複数団体と比べてみて、ぜひ自分達と合う団体を選んでください」とお伝えしています。

 

上記のポイントを参考に、ぜひ「ここでだったら、長いお付き合いを気持ちよくできそうだ」という団体を選んでみてください。

特別養子縁組オンライン基礎研修の会員登録(無料)はこちら

 

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