子どもを迎えたい方へ:育ての親の審査申込を受付けています

2016.12.02

お知らせ

フローレンスでは特別養子縁組で子どもを迎えたいと希望するご夫婦からの登録審査申し込みを受け付けています。

今日は私たちがどのような想いで育ての親候補となるご夫婦の審査・研修にあたっているかお伝えしていきます。

特別養子縁組とは、何らかの事情で生みの親が育てることができない子どもが、生涯に渡り安定した家庭で、特定の大人の愛情に包まれ育っていくための公的な制度です。
子どもと育ての親は、家庭裁判所の審判によって、戸籍上も実の親子となることができます。
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特別養子縁組は子どもの福祉のため、つまり子どもが幸せに育っていくための取り組みです。

特別養子縁組に至る生みの親と子どもは、さまざまな困難な事情を抱えています。私たちはそういった事情をも抱きしめて、子どもを心から愛し育んでくださるご夫婦に、育ての親待機者になってほしいと考えています。

 

そのため、登録までの過程では、さまざまな審査と研修を行っています。

育ての親の審査・研修

審査の過程では、ご夫婦の関係性や、ご自身がどのように育ち、どんなことを大切にしているか、ご家族との関係、子どもの受入れに対する思い、子どもを迎えるにあたってご夫婦がどの程度の準備があるかということなど、ご夫婦に複数回に渡ってお話しを伺っていきます。

また、審査後半には研修も実施します。フローレンスの運営する小規模保育所「おうち保育園」で子どもの日常生活を体験する研修障害児保育園ヘレンの見学、助産師による育児研修などの研修を受けていただき、子どもを迎えるときの具体的なイメージを掴み、準備に活かしてもらいます。

子どもを迎えるためには、ご夫婦二人の生活から、子育てをする生活に変えていく必要があります。子どもの幸せを中心にした生活環境を整えるために、ご夫婦で何度も話し合いを重ね、準備を進めてもらいます。

おうち保育園写真

※おうち保育園での研修のようす

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※助産師による育児研修。人形を使った沐浴指導のようす。

特別養子縁組で子どもを迎えることは、生まれてくる一人の人間の命を託されるということです。

ご夫婦にとって、人生の大きな決断です。ハードルもたくさんあります。

伴走する私たちも、ご夫婦一組一組に対し、真摯に向き合っていきます。

 

子どもを迎えたいと願い、また、私たちと共に、特別養子縁組はひとつの幸せな家族のかたち、そんな価値観があたり前の社会をつくりたいと思ってくださる方のお申し込みを、お待ちしています。

*育ての親になりたい方へ

【「育ての親」になりたい方へ】【赤ちゃん縁組までの流れ】などの内容をよく読み、
ご夫婦で話し合った上でお申込ください。